もっと元気なとよかわについて
豊川市の魅力はもちろん、イオンモール豊川への期待など、
豊川市を知り尽くしている竹本幸夫豊川市長にお話を伺いました。
明るいニュースが続く元気な豊川市の魅力について
2023年に市制施行80周年を迎え、数々の記念事業が実施される豊川市。東三河で唯一人口が増加しており、さらなる飛躍と発展に弾みがつきます。暮らしやすさを追求する同市の魅力について市長が笑顔で語ります。
豊川市は、海・川・山が揃う豊かな自然に恵まれた土地です。また、農業、商業、工業の産業バランスの取れた場所だと考えています。
農業ですと、温暖な気候と豊かな水資源により、全国トップクラスの農業生産地となっており、出荷額日本一のバラや、スプレーマムなどの花き類、名産の大葉、トマトなどがあります。
商業では、諏訪地区や、豊川稲荷周辺の中心市街地をはじめ、千歳通などに魅力的な商店街があり、工業においては、新幹線を造っている企業のほか、中小企業の工場も数多くあります。
そして魅力の一つには、やはり豊川稲荷の存在が大きく、多くの参拝客にお越しいただいておりますので、今後、さらに多くの方々に訪れていただきたいと思います。
2021年11月30日に、令和2年国勢調査の人口(確定値)が出まして、その時に東三河で唯一、豊川市の人口が2,225人、平成27年の国勢調査から増えているのです。日本全体で、出生数と死亡数の差である人口の自然減が進んでいる中、とても喜ばしいことだと思っています。
豊川稲荷
(左上から)とよかわバラ、スプレーマム、大葉、トマト
東三河全体の発展に寄与するイオンモール豊川
イオンモール豊川との共存共栄で地域活性化を目指す政策、災害対応等の協定締結や大型商業施設としての役割への期待など、これからに寄せる想いは尽きません。楽しみにしている市民とのエピソードが印象的です。
実は、成人式の祝辞に、2年連続でイオンモールの話をしました。昨年は、分散参拝ということもあって、三が日は避けて成人式の日に豊川稲荷へ初詣にでかけましたが、「市長さんイオンモールの誘致をお願いしますね」「イオンモールが楽しみです」と、多くの新成人の方々から声をかけてもらえました。今年も祝辞に入れたのですが、誰も声をかけてくれなくて…。もう建設も進んでいて、すっかり市民の方々に浸透しているからですね。
イオンモールはネームバリューがあるので、どんなお店が出店するかなど、若い世代が期待していることを凄く感じます。そして、90歳代の私の母もとても楽しみにしており、イオンモール豊川開業について幅広い年代の方々が話題にし、注目していることは間違いありません。地元にこれだけの規模のショッピングモールが誕生するのは初めてのことで、3,000人ほどの雇用も生まれ、東三河全体の発展に寄与するものと思います。
豊川市としては、イオンモールとの共存共栄をめざしており、商業対策として、豊川商工会議所の実施する「とよかわ商人(あきんど)塾」を支援して、強い商業者の育成に努めております。また、新たな補助制度も新設し、事業拡大などを行う商業者を支援しています。
2022年1月1日現在で、南海トラフ地震が発生する確率は、40年以内に90%程度に引き上げられました。いつ大きな地震が起きてもおかしくない状況の中、イオンモール豊川には、災害時の一時避難場所としての機能や、物資の供給などをお願いしたいと考えています。そのため、災害対応の協定等を締結していただくことを希望しています。
また、地域のお子さんも入所できる保育所を設置されるとのことですので、土・日曜日も開園されるため、子育て世代への応援になりますし、豊川市の課題解消のひとつにもなります。
イオンモール豊川のイメージパースを見せていただきましたが、芝生など緑が配置されていてスペースが広く、約200店舗の専門店を見てまわるだけでも相当歩きますから健康面にも良いですね。
イオンモール豊川の屋外芝生広場は積極的に活用してくださいというお言葉をいただいておりますので、市の行事などにも使用できたらと思います。子どもたちが遊べるスペースもありますし、ファミリー層を中心として、家族で楽しめるようなイベントの企画なども期待しています。
そのほか、イオンモールには、看板や交通誘導員を活用した、しっかりとした渋滞対策を期待しております。豊川市としましては、八幡駅周辺地区の基盤整備を、3年をかけて実施しています。市民病院が隣接していることから、緊急車両の通行がしやすいように道路センターに広いゼブラ帯を設けることや、交差点を改良して直進車線を増やすなど、道路整備を中心に積極的に行っています。周辺の県道についても、2車線道路を4車線化する道路拡幅工事を愛知県が行ってくれています。また、土地開発公社が所有する土地約5ヘクタールを臨時駐車場としてイオンモールにお貸しすることを予定しております。
市制80周年事業を軸に今後のまちづくりが進む
豊川市の2023年は市制施行80周年を迎える記念すべき年です。それを見据えたPR映像がホームページに発信されています。この時期のイオンモール豊川のオープンは、さらなるまちの魅力向上につながることでしょう。
豊川市は、2023年6月1日に市制施行80周年を迎えます。2022年度は、80周年記念キャッチフレーズを公募して市民投票を行うとともに、「もっと元気なとよかわ」を目指すために、記念PR映像などを制作してきました。これは、歌手の山川豊さんに、「豊川豊」に改名してもらうというストーリーで、豊川バラの色をイメージした被りものや、いなり寿司をイメージした黄金のジャケットを着て出演していただいています。面白いものになっていますので是非チェックしてみてください。
2023年1月1日から2024年3月31日の1年3カ月間で、市制施行80周年の記念事業を進めていきます。企業にも事業アイデアを提案いただいているところですので、イオンモール豊川にもぜひご協力いただきたいですね。今後は、オリジナルソングや、3~4分の動画制作などもして「豊川って、豊かだ」をアピールして、市制80周年を祝っていきたいと考えています。