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イオンモール豊川

新しい地方スポーツモデルに 価値を創る 三遠ネオフェニックス

“三遠”という愛知県東三河地区と静岡県遠州地域の架け橋となり、
地域に根差した活動を行う株式会社フェニックスの代表取締役社長の牛尾信介氏に
地域とスポーツの観点からお話いただきました。

三遠ネオフェニックス

愛知県豊橋市をホームタウンとするプロバスケットボールクラブ「三遠ネオフェニックス」。愛知県東部の東三河地域と静岡県西部の遠州地域の2つの県の垣根を越えて、三遠地域の【100年さきの笑顔のために】という理念のもと活動を行っている。2022年に迎えた新代表のもと、バスケットボール男子Bリーグのトップカテゴリー“新B1”への参入や三遠地域の活性化に向けた様々な取り組みに邁進中!

https://www.neophoenix.jp/
三遠ネオフェニックス

強く、魅力的なクラブとなって地域の活性化に100年先まで貢献し続ける

1965年に創部、再来年には60周年を迎える三遠ネオフェニックスが2022年新たに代表取締役社長として迎えた牛尾信介氏。新たなスタートを迎えるにあたり、チームは目指すべき夢・ゴールとして新しい企業理念を策定されています。

三遠ネオフェニックス 代表取締役社長 牛尾信介氏

チームにはこれまでにも“三遠地域を笑顔で活力のあるまちに”という経営理念がありました。しかし、私はもっと中心の、核となるものが必要と感じていました。私たちは地元の子どもたちのためにボールを繋ぎ続け、地域の人々に愛され、必要とされる存在とならなければなりません。そのため新たな理念として『100年先の笑顔のために』を掲げました。これは50年後であっても100年先を考えるような目指すべき夢、ゴールであり、ずっとこの三遠地域に貢献し続けることが我々の存在価値であると考えたからです。

これを実現するために、私たちは今、真なる改革に取り組んでいます。新B1プレミアリーグへの参戦はあくまでも通過点。我々は子どもたちのため、地域のためにあるべきと真なる覚悟を持ち、5,000人以上のアリーナを目指し、最終的には世界へチャレンジするとともに、世界から三遠に人が集まるようにしていきたいのです。地方でクラブスポーツが成功しにくいのは、成功を経験していない、変化に対して消極的、存在意義自体が不明確、過疎化・少子化による雇用と財源確保の問題など多々ありますが、我々はこの解決のため『強化・地域・共育』の三本柱を掲げました。“勝つ”ことを最重要視したチームに育て、地域との連携強化、指導者を育てることなどの取り組みがこれにあたります!

“真なる改革”を目指すのは、新たな地方スポーツモデルをつくるため

スポーツという概念に世界と日本では大きな差があると語る牛尾社長。スポーツを“ゲーム”として捉える世界に対して、“体育”と捉えて儲けるべきではないといった文化が根強い日本。これを変え、スポーツで地方創生まちづくりを行うためにもチームは真なる改革にこだわります。

問題解決のために掲げた三本柱『強化・地域・共育』で、チームは改革の道を歩んでいます。勝つことが最大のインパクトになると考え、数多の優勝経験を持つ千葉ジェッツからコーチ9名を迎え(日本国内初の事象です)、これが結果的に日本代表選手の加入にも繋がりました。さらに、指導者を育てるバスケ専用の学校創設を目指し、農業や医療が強いという地域特性を生かした循環型の教育プログラムの整備に向けて国・市と連携協議も進めています。また、ハーバード大学と日本では初となる提携を結び、チームの課題分析なども行ってチーム強化に活かしています。

地域連携強化に関する取り組みとして、昨シーズンは73回だった地域イベント回数を今シーズンは162回と数字を伸ばしていますが、これをもっと増やしていきたいと考えています。例えば、豊橋市が放課後の新たな学びの場として設けている『のびるんdeスクール』には52校に外部講師として関わりましたが、子どもたちがバスケと触れ合える機会を大切にしながら、場所・人材確保など課題が多い放課後児童育成をクラブが請け負うといったモデルケースになればと思っています。他にも地元の田植えに参加したり、チアのダンスやシュートチャレンジでイベントを盛り上げたりと、理念に沿っていればスポーツとして関われることならどんどん全域的に参加していきたいと考えています。

『のびるんdeスクール』の活動イメージ

独自のバスケエリアとして三遠地域に全国から人が集まる展開を目指す

クラブスローガンとして失敗を恐れず、自身が持つ全ての力を出すという決意を込める普遍的な「全心全力」を、チームスローガンとして「FOR ALL~支えてくれる全てのために~」を掲げている三遠ネオフェニックス。その将来展望はどんなものなのでしょうか。

三遠ネオフェニックス 代表取締役社長 牛尾信介氏

クラブの目的として新しい地方スポーツモデルに価値を創ることを掲げていますが、さらに将来的な構想についても様々な段階を考えています。例えば、海外のプロバスケットリーグに行けるチームになりたい、ということ。バスケ選手ならば誰もが憧れる海外のプロバスケットリーグには、現在は高校、大学から渡米していないと行くことができません。ルートがないのです。私たちは戦略的に進めているので、具体的になればフェニックスに入れば海外に行けるルートがあることになります。こんなケースを他の企業やクラブチームがモデルにし、様々な形で相互連携が広がれば嬉しいと思っています。

さらに、バスケ専門の学校として指導者を育てる共育機関を作りたいと思っています。国際的に通用する人材が育成できれば卒業後全国、さらには世界(NBA)へというルートを足がかかりに、コーチや選手の行き来が可能な仕組みが構築できます。そうなればフェニックスに入りたいという子どもが増え、それがこの地域への転居に繋がれば雇用が生まれる…など様々な広がりから地域活性化に繋がると思うのです。こういったモデルは世界には多々ありますが、日本にはなかなかありません。他にも企業とクラブが連携して子どもたちや地域のためにお金がまわる仕組みなど、地方創生の活性化に必要なことはどんどん取り組んでいきたいと思っています。

イオンモール豊川と目指すベクトルが似ている

地域との様々な接点を設ける取り組みが不可欠なのはイオンモール豊川も同じこと。目指すベクトルが似ている地元のクラブチームとの連携は、地域に新しい何かが生まれそうな予感がします。

私は常々フェニックスがバスケットボールに限らず、サッカーや野球、バレーボールのチームを持ってもいいと思っています。それはプロのスポーツチームで地域が盛り上がることこそ最大のミッションだと考えているからです。日本一を獲る、世界に出るというのはあくまで通過点であり、それがきっかけで三遠地域が盛り上がればいい。そんな地方スポーツモデルを作りたいと考えていますので、イオンモール豊川さんとは“地域との連携”という観点から、お互いがハブになるようなことを仕掛けていければと思っています。イオンモール豊川のファンとフェニックスのファンが一緒にコラボできるような取り組みで地域が大いに盛り上がれば、そこはまさに楽しい場=“熱狂を感じられる場所”となるはずです。そうなれば相乗効果としてワクワクすることが生まれると思います。さらにここに住みたい、となればより盛り上がる。そんな流れができるようにしたいですね。

試合中のイメージ